よくある質問 : ジャディアンス

用法・用量

ジャディアンス錠を一包化して処方することはできますか?

本剤の一包化につきましては、次のデータを参考にご判断お願い致します。

<参考>
25℃/60%RH、30℃/75%RH、40℃/75%RHにおいて褐色ガラス瓶を開栓して6カ月間保存したところ、乾燥減量及び硬度の変化、40℃/75%RHにて分解物の増加が認められましたが、いずれも規格内でした。

<引用>
ジャディアンス錠 インタビューフォーム Ⅳ.製剤に関する項目 6.製剤の各種条件下における安定性

ジャディアンス錠を半錠にして投与することはできますか?

本剤に割線はありません。
また、半錠での投与は承認された用法ではないため、お勧めはできません。
なお、半錠での安定性に関する検討は行っておりません。

ジャディアンス錠を粉砕して投与することはできますか?

本剤の粉砕投与は承認された用法ではないので、お勧めはできません。

ジャディアンス錠を簡易懸濁法で投与することはできますか?

本剤の簡易懸濁法による投与はお勧めできません。
簡易懸濁法による溶解性、安定性、チューブへの吸着性は検討しておりません。

<参考>
弊社では簡易懸濁法および経管投与に関する検討は行っておりません。
インタビューフォーム ⅩⅢ.備考 1.調剤・服薬支援に際して臨床判断を行うにあたっての参考情報
(2) 崩壊・懸濁性及び経管投与チューブの通過性
該当資料なし

<引用>
ジャディアンス錠 インタビューフォーム ⅩⅢ.備考 1.調剤・服薬支援に際して臨床判断を行うにあたっての参考情報

他のSGLT2阻害薬からジャディアンス錠へ切り替えた場合の開始用量は?

<2型糖尿病>
SGLT2阻害薬など他剤からの切り替えを含めて、本剤を開始する場合には10mgからのご使用をお願いいたします。
本剤の10㎎で効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら25mgに増量することが可能です。

<慢性心不全>
本剤の慢性心不全に対する用法及び用量は10mgのみです。

<参考>
●2型糖尿病
通常、成人にはエンパグリフロジンとして10mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら25mg1日1回に増量することができる。
●慢性心不全
通常、成人にはエンパグリフロジンとして10mgを1日1 回朝食前又は朝食後に経口投与する。

<引用>
ジャディアンス錠 添付文書

ジャディアンス錠を飲み忘れた場合はどうしたらよいですか?

決められた時間に飲み忘れたら、1回とばして、翌日の決められた時間に1回分飲んでください。絶対に2回分を一度に飲まないでください。

特殊患者

周術期患者では、ジャディアンス錠の休薬が必要ですか?

周術期の患者は添付文書上の禁忌に該当します。
糖尿病を有する周術期の患者には本剤の投与ではなく、インスリン注射による血糖管理が望まれています。

<参考>
ジャディアンス錠 添付文書 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.3 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者
[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]

糖尿病患者の代謝調整は、感染を機に急速に悪化し、コントロールが困難になりやすいといわれているため、重症感染症時にはインスリン投与による治療が適応となる。また、手術や重篤な外傷のストレスは、副腎髄質からのアドレナリン分泌を増加し、グリコーゲン及び脂肪の分解が促進され、インスリン分泌が抑制される。さらに、視床下部からの刺激により脳下垂体前葉から ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の分泌が生じ、副腎皮質ホルモンの分泌が増加する。これらのコルチゾールは蛋白、アミノ酸からの糖新生を促進し、高血糖を起こす方向に作用するため、手術前後や重篤な外傷のある糖尿病患者は、インスリン注射による血糖管理が適しているため、本剤を投与しない。

<引用>
ジャディアンス錠 添付文書
ジャディアンス錠 インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 2.禁忌内容とその理由 (解説)

妊婦へのジャディアンス錠の投与は可能ですか?

添付文書上、妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、本剤を投与せず、2型糖尿病患者ではインスリン製剤等を使用すること。と記載されています。
本剤の動物実験(ラット)で、ヒトの妊娠中期及び後期にあたる幼若動物への曝露により、腎盂及び尿細管の拡張が報告されています。
また、動物実験(ラット)で胎児への移行が報告されています。

<引用>
ジャディアンス錠 添付文書

小児へのジャディアンス錠の投与は可能ですか?

添付文書上、「通常成人には」と記載しておりますので、小児への使用はお勧めできません。
また、小児に対する安全性は確立しておりません。

<参考>
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

<引用>
ジャディアンス錠 添付文書

高齢者にジャディアンス錠を投与する場合の注意点はありますか?

高齢者は、一般に生理機能が低下し、脱水症状(口渇等)の認知が遅れるおそれがあるため、慎重にご検討いただくようにお願いします。
75歳以上の高齢者では、2型糖尿病を対象とした国内外の臨床試験の併合解析において、75歳以上の患者では75歳未満の患者と比較し、本剤25mg群で体液量減少の有害事象の発現割合が高かった、と報告されています。

また、脱水を起こしやすい患者(血糖コントロールが極めて不良の患者、高齢者、利尿剤併用患者等)としても注意喚起をしております。

<参考>
本剤の利尿作用により多尿・頻尿がみられることがある。また、体液量が減少することがあるので、適度な水分補給を行うよう指導し、観察を十分行うこと。脱水、血圧低下等の異常が認められた場合は、休薬や補液等の適切な処置を行うこと。特に体液量減少を起こしやすい患者(高齢者、腎機能障害患者、利尿薬併用患者等)においては、脱水や糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意すること。

2型糖尿病患者3208例(日本人患者628例を含む)を用いた母集団薬物動態解析の結果、年齢が50歳の場合に比べてAUCτ,ssは65歳では8.00%、75歳では12.5%高くなると予測された。

<引用>
ジャディアンス 添付文書

肝機能障害患者へのジャディアンス錠の投与は可能ですか?

高度肝機能障害患者を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していないため、慎重にご検討いただくようにお願いします。

<参考>
肝機能正常被験者(n=12)及び軽度(Child-Pughスコア5又は6、n=8)、中等度(Child-Pughスコア7~9、n=8)、高度(Child-Pughスコア10~15、n=8)肝機能障害者にエンパグリフロジン50mg単回経口投与を行った)。単回投与後の薬物動態パラメータの肝機能正常被験者に対する幾何平均値の比とその90%信頼区間は、軽度、中等度及び高度肝機能障害者でそれぞれCmaxについて104[82.3,131]%、123[97.7,156]%、148[118,187]%であり、AUC0-∞について123[98.9,153]%、147[118,183]%、175[140,218]%であった。(外国人データ)
注)本剤の承認用量は10mg及び25mgである。

<引用>
ジャディアンス錠 添付文書

腎機能障害患者へのジャディアンス錠の投与は可能ですか?

添付文書上、以下の注意喚起をしております。

<2型糖尿病>
高度腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者では本剤の効果が期待できないため、投与しないこと。
中等度腎機能障害患者では本剤の効果が十分に得られない可能性があるので投与の必要性を慎重に判断すること。

<慢性心不全>
eGFRが20mL/min/1.73m2未満の患者では、投与の必要性を慎重に判断すること。

<参考>
本剤投与により、血清クレアチニンの上昇又はeGFRの低下がみられることがあるので、腎機能を定期的に検査すること。
2型糖尿病について、 腎機能障害患者においては経過を十分に観察し、継続的にeGFRが45mL/min/1.73m2未満に低下した場合は投与の中止を検討すること。

日本人腎機能正常及び軽度、中等度、高度腎機能障害の2型糖尿病患者にエンパグリフロジン25mg単回経口投与を行った。単回投与後の薬物動態パラメータの正常腎機能患者に対する幾何平均値の比とその90%信頼区間は、軽度、中等度、高度腎機能障害患者でそれぞれCmaxについて、93.5[72.2,121]%、92.2[71.2,119]%、94.0[72.6,122]%であり、AUC0-∞について129[106,157]%、144[118,175]%、152[125,185]%であった。投与後24時間までの尿中グルコース排泄量(UGE0-24h)のベースラインからの変化量は腎機能の低下とともに減少した。
外国人末期腎不全患者(8例)にエンパグリフロジン50mg)単回経口投与を行った場合、Cmax及びAUC0-∞の正常腎機能患者に対する幾何平均値の比とその90%信頼区間は、104[81.2,133]%及び148[120,183]%であった。UGE0-24hのベースラインからの変化量の平均値(標準誤差)は0.78(0.90)gであった。(外国人データ)
注)本剤の承認用量は10mg及び25mgである。

腎機能障害を有する2型糖尿病患者に、本剤10mg又は25mgを1日1回52週間経口投与したプラセボ対照二重盲検比較試験を行った。
投与24週時のHbA1c(主要評価項目:NGSP値)の投与前値からの調整平均変化量について本剤10mgは軽度腎機能障害患者(eGFR 60mL/min/1.73m2以上90mL/min/1.73m2未満)で、本剤25mgは軽度腎機能障害患者及び中等度腎機能障害患者(eGFR 45mL/min/1.73m2以上60mL/min/1.73m2未満)において、いずれもプラセボ投与群と比べ有意な差が認められた。
投与52週後における副作用発現割合は、プラセボ群で27.3%(87/319例)、本剤10mgで37.0%(37/100例)、本剤25mgで31.5%(101/321例)であり、主な副作用は低血糖(プラセボ:14.4%(46/319例)、10mg投与群:16.0%(16/100例)、25mg投与群:15.9%(51/321例))及び尿路感染(プラセボ:5.6%(18/319例)、10mg投与群:5.0%(5/100例)、25mg投与群:4.7%(15/321例))であった。(外国人データ)

<引用>
ジャディアンス 添付文書

授乳婦へのジャディアンス錠の投与は可能ですか?

添付文書上、授乳しないことが望ましい、と記載しています。
動物実験(ラット)で、乳汁中への移行が報告されています。

<引用>
ジャディアンス 添付文書

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